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● 2021年4月4日 「人生最後に残るもの」 
 

それから、イエスは献金箱に向かってすわり、
人々が献金箱へ金を投げ入れる様子を見ておられた。
多くの金持ちが大金を投げ入れていた。
そこへひとりの貧しいやもめが来て、レプタ銅貨を二つ投げ入れた。
それは一コドラントに当たる。
すると、イエスは弟子たちを呼び寄せて、こう言われた。
「まことに、あなたがたに告げます。この貧しいやもめは、
献金箱に投げ入れていたどの人よりもたくさん投げ入れました。
みなは、あり余る中から投げ入れたのに、この女は、乏しい中から、
あるだけを全部、生活費の全部を投げ入れたからです。」

(マルコ12章41〜44節)

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ある時イエス様は神殿の献金箱の前に座られた。
そして人々が捧げる様子を見ておられた。
するとそこに一人の貧しいやもめ女がやってきてレプタ銅貨を二枚を投げ入れたのでした。
レプタ銅貨とはユダヤ通貨の一番額の小さな銅貨であり1レプタは1デナリの1/128、
1デナリはローマ幣で労務者一人の賃金、1人の賃金を10000円とすれば約80でしょうか。
ですから2レプタは160円位又2レプタはローマ銅貨の1コドラントにあたり
当時の公衆浴場の入場料がそうでありました。
この様子を見られたイエス様はこの貧しいやもめ女は大金を投げ入れた金持ちよりも
誰よりも多くささげたと言われたのであります。
44節「皆は有り余る中から投げ入れたのに、
この女は貧しい中からあるだけ全部・生活費の全部を投げ入れた。」
彼女は乏しい中からあるだけを全部・生活費の全部をささげた、
生活の全部と言いますから彼女の生活を支え
その生命を支えるところのすべてを捧げたのであります。

 

1. 私達人間はどのようなものが支えとなって生きてるでしょうか。
 

ある人は財産・お金であり又夫や妻又自分の息子娘であるでしょう。
しかし、これらのものは使えばなくなり、年取れば頼りにならないし、
さらに大きくなれば去っていくもの。
私達人間は最後に何が残るのでしょうか。
これら私達の人生の支えとなっているものが取られると一体何が残るのでしょうか。
             ・・・つづく

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