TOP
 

● 2020年10月25日 「訓練されるモーセ」 
 

さて、レビの家のひとりの人がレビ人の娘をめとった。
女はみごもって、男の子を産んだが、そのかわいいのを見て、
三か月の間その子を隠しておいた。
しかしもう隠しきれなくなったので、パピルス製のかごを手に入れ、
それに瀝青と樹脂とを塗って、その子を中に入れ、ナイルの岸の葦の茂みの中に置いた。
その子の姉が、その子がどうなるかを知ろうとして、遠く離れて立っていたとき、
パロの娘が水浴びをしようとナイルに降りて来た。
彼女の侍女たちはナイルの川辺を歩いていた。
彼女は葦の茂みにかごがあるのを見、はしためをやって、それを取って来させた。
それをあけると、子どもがいた。なんと、それは男の子で、泣いていた。
彼女はその子をあわれに思い、「これはきっとヘブル人の子どもです。」と言った。
そのとき、その子の姉がパロの娘に言った。「あなたに代わって、
その子に乳を飲ませるため、私が行って、ヘブル女のうばを呼んでまいりましょうか。」
パロの娘が「そうしておくれ。」と言ったので、おとめは行って、その子の母を呼んで来た。
パロの娘は彼女に言った。「この子を連れて行き、私に代わって乳を飲ませてください。
私があなたの賃金を払いましょう。」
それで、その女はその子を引き取って、乳を飲ませた。
その子が大きくなったとき、女はその子をパロの娘のもとに連れて行った。
その子は王女の息子になった。
彼女はその子をモーセと名づけた。
彼女は、「水の中から、私がこの子を引き出したのです。」と言ったからである。

(出エジプト2章1〜10節)

右のボタンを押すと、音声メッセージが流れます。
 
神様を信じる私達が神様に用いていただきたいと願うのは当然の事であります。
しかし私達人間は生まれながらの怒りの子であり、誇るべき何物をも持っていません。
ですから神様は私達を用いるためにいろいろな訓練と心つもりを教えてくださいます。
今日は旧約の偉大な指導者モーセを見て、
どのようにモーセは整えられて用いられたかを学んでいきたいと思います。
出エジプト2章を読みますとイスラエル人達はカナンの地を逃れて
エジプトに移り住んでいました。
そして、何百年という年月がたち、イスラエルのヨセフを知らない王が起こっていました・・・
パロはイスラエル人達が多産で増えることを恐れ、
又強い民族であることを恐れ、生まれる男の赤ん坊をみな殺しにしていました。
そんな時にモーセがレビ部族に生れたのでした。
モーセは生まれてすぐにナイル川に捨てられ、パロの子として
@エジプトのあらゆる学問を修め
A武芸に秀で
B何不自由のない生活をしていました。
そんなある日の彼は出生の秘密を知った時、
モーセの心の中にイスラエルの同朋を助けだしたいという願いがやってきました。
それは、神様からやってきたことであり、
神様のみ心がモーセがイスラエルの民を救うことだったのです。
それ以来モーセの頭の中は神様ので一杯になりました。
寝ても覚めても頭の中は神様のことで一杯です。

 

Copyright (c) Osaka Christ Glory Church. All Rights Reserved.