この女は多くの医者からひどいめに会わされて、 自分の持ち物をみな使い果たしてしまったが、 何のかいもなく、かえって悪くなる一方であった。 彼女は、イエスのことを耳にして、群衆の中に紛れ込み、 うしろから、イエスの着物にさわった。 「お着物にさわることでもできれば、きっと直る。」と考えていたからである。 すると、すぐに、血の源がかれて、ひどい痛みが直ったことを、からだに感じた。