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● 2020年2月9日 「」 
 

この女は多くの医者からひどいめに会わされて、
自分の持ち物をみな使い果たしてしまったが、
何のかいもなく、かえって悪くなる一方であった。
彼女は、イエスのことを耳にして、群衆の中に紛れ込み、
うしろから、イエスの着物にさわった。
「お着物にさわることでもできれば、きっと直る。」と考えていたからである。
すると、すぐに、血の源がかれて、ひどい痛みが直ったことを、からだに感じた。

(マルコ5章26〜29節)

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この世の中で病にかかったことのある人は
1日がどんなにうんざりする程長いか経験されたはずです。
私も幾度かひどいインフルエンザにかかったことがありますが、
40度近い高熱の中、朝も、昼も、夜も汗で湿った布団の中にいて、
寝てはまた起きる毎日の内、今が朝なのか夜なのか全くわからない、
まったくうんざりとする長い1日を経験したことがあります。
そのように病にかかり苦しんでいる人は1日でも長いのに、
今日お読みした長血を患った女などは12年間、10年ひと昔と言われる今日、
10年に2年も余分に病で苦しむという悲劇的な苦痛を味わった人であります。
長血とは婦人特有の血が流出する病でありレビ記25章によって、
このような病をも女性は汚れた者となされていました。
ですからこの女の触ったものは勿論、座った場所の汚れ、
人々と接触するならその人も汚れるとされたので
自然にこの病にかかった人は隔離されて一人で暮らさなければなりませんでした。
従ってこの女は長血を患っていたために親兄弟、親せき、
知人と一緒に暮らすことが出来ずさびしく一人で暮らしていたのです。
これを可哀そうに思った家族たちが
この女自身も助けようとして苦労していたようであります。マルコ5:26
女は持っていた財産をみな使い果たして多くの医者にかかり
その世話になったが病いは良くならずますます悪くなるばかりであった。
そこでその女は完全に絶望してしまい生きる気力も失ったのであります。
このような女に運命を変えてしまうような素晴らしい日がやって来ました。
この女はイエス様と出会いますとその12年患ってきたところの長血が癒され、
彼女の絶望に、そして涙と嘆きは喜びと踊りに変えられるという
素晴らしい奇跡がここに記されているのであります。
・・続く

 

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