ただし、わたしのしもべカレブは、ほかの者と違った心を持っていて、 わたしに従い通したので、 わたしは彼が行って来た地に彼を導き入れる。彼の子孫はその地を所有するようになる。 正しい人たちは永遠のいのちにはいるのです。」
イスラエルの民はエジプトの国で奴隷として生活していました。 神様は、アブラハムの叫びの祈りとアブラハムに与えた預言を成就するため、 モーセを選びイスラエルの民を救われました。 モーセとパロの壮絶な戦いに勝利し彼らはエジプトを脱出し カナンの地へと旅たったのでした。 しかし彼らの歩みは問題の無い道ばかりではありませんでした。 すぐに彼らの目の前に紅海が立ちはだかりその行く手を阻んだのでした。 イスラエル人には海を渡る舟もありません。 そのうえイスラエル人の後ろにエジプトの軍隊が彼らを捉えるために迫ってきたのでした。 イスラエル人達は絶対絶命のピンチに立たされたのでした。 イスラエル人達はカナンの地に入り、 その地を征服するまで絶対絶命のピンチばかりを体験するのです。 この時、私たちの神様は私達の人生の中にいつも色々な危険をもたらす事によって 鈍い私達の信仰を訓練なさる事、 又ピンチを通じて神の愛と神の恵みに与かるようにとなさる事を いつも心しなくてはなりません。 家にあって家長たる者は、職場にあるクリスチャンは、 目の前に迫るピンチの中にあっても神様に対する信仰を強く持って人をリードし 力強く危険を乗り越えるものでなくてはなりません。 この時イスラエルは否定的な考えで一杯でした。出エジプト記14:11・12、 エジプトでモーセを通してなされた10の奇跡を体験していても 問題に出会うとこんな情けない事を言ってしまうものです。 しかしモーセは同じこの時、同じ状況にあってもモーセの心は他の者と違っていました。 出エジプト14:13・14「神様は私たちのために戦って下さるのだから黙して、 主の救いを待っていなさい」 …続く