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● 2019年10月13日 「」 
 

イエスは、そこを去って道を通りながら、
収税所にすわっているマタイという人をご覧になって、
「わたしについて来なさい。」と言われた。すると彼は立ち上がって、イエスに従った。
イエスが家で食事の席に着いておられるとき、見よ、取税人や罪人が大ぜい来て、
イエスやその弟子たちといっしょに食卓に着いていた。
すると、これを見たパリサイ人たちが、イエスの弟子たちに言った。
「なぜ、あなたがたの先生は、取税人や罪人といっしょに食事をするのですか。」
イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。
『わたしはあわれみは好むが、いけにえは好まない。』とはどういう意味か、
行って学んで来なさい。
わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。」

(マタイ9章 9〜13節)

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今日のみ言葉はマタイがイエス様によって召された所ですが
本筋はマタイが召されたことによって生じた、
イエス様とユダヤ人との対立によって、イエス様が来られた目的が表現されています。
:9節マタイという名は「主の賜物」という意味があり、マタイの福音書の著書であります。
マルコの福音書2:14ではマタイは「アルパヨの子レビ」と紹介されています。
ですからマタイの本来に名はレビという名で、
ちょうどシモンがイエス様に召されたときにケパ(ペテロ)という名が与えられたように、
レビもマタイという名を与えられたようです。
ヨハネ1:42そのマタイが収税所に座っていたのでした。
当時ユダヤはローマの支配の下にあり、
ガリラヤ地方はローマ皇帝から領主として
エドム人のヘロデアンティパスが支配していました。
真の神様を知らない異邦人、
偶像崇拝者である皇帝や領主が神の民から税金を徴収していたのでした。
その手先として働いていたのがマタイでした。
「レビ」「アルパヨ」という名から純粋なユダヤ人でありながら
マタイは同国人から税を徴収していたわけですから人々から憎まれた存在でした。
収税人の報酬ばかりでなく実際にはそれ以上の税を取り
その差額を着服することは常でありました。
このマタイにイエス様は「私についてきなさい」と言われたので
マルコ2:13にはこの出来事の前に「海辺に多くの人々がやって来た」とあり
その中にマタイもいたのでしょう。
その地にマタイに声と掛けられたのですぐに従ったようです。
マタイにとって今まで座っていた収税所の椅子から立ち上がって
イエス様に従ったということは大きなことでした。
ぺテロ・アンデレ・ヨハネ・ヤコブも漁師の網や船を捨てて従ったのですが、
残された網や船は家族がそののちも使っているでしょうし、
ペテロは帰ればいつでも元の漁師に戻れるのです。
現にイエス様の十字架ののちにペテロは漁師に戻りましたヨハネ21:3。
ですがマタイの場合は違います。
彼はサラリーマンでありその収税所の地位を捨てたなら
再び同じ席に座ることはできないのです。
聖書は各自は主から賜った分に応じ又神様に召されたままの状態で
歩むべきだと教えています。Tコリント7:17
         ・・・・続く
 

 
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