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● 2019年9月8日 「女の願いを聞かれた」 
 

すると、その地方のカナン人の女が出て来て、叫び声をあげて言った。
「主よ。ダビデの子よ。私をあわれんでください。
娘が、ひどく悪霊に取りつかれているのです。」
しかし、イエスは彼女に一言もお答えにならなかった。
そこで、弟子たちはみもとに来て、
「あの女を帰してやってください。叫びながらあとについて来るのです。」
と言ってイエスに願った。
しかし、イエスは答えて、「わたしは、イスラエルの家の滅びた羊以外のところには
遣わされていません。」と言われた。
しかし、その女は来て、イエスの前にひれ伏して、「主よ。私をお助けください。」と言った。
すると、イエスは答えて、「子どもたちのパンを取り上げて、
小犬に投げてやるのはよくないことです。」と言われた。
しかし、女は言った。「主よ。そのとおりです。
ただ、小犬でも主人の食卓から落ちるパンくずはいただきます。」
そのとき、イエスは彼女に答えて言われた。
「ああ、あなたの信仰はりっぱです。その願いどおりになるように。」
すると、彼女の娘はその時から直った。

(マタイ15章 22節〜28節)
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15章に入りますとエルサレムからイエス様のもとにパリサイ人や律法学者たちがやってきて
激しい論争を繰り広げました。マタイ25章15:2この論争によって ユダヤの指導者と
決定的な対立状態になったためユダヤを去ってツロとシドンへと逃れたのでした。
その旅の途中悪霊に憑かれている娘を持つ女がイエス様に願って、
娘が救われた出来事がありました。
28節にあるように娘が悪霊からの事により母親の信仰の大きさを称賛する出来事を見て
イエス様が私たちに持つべき信仰の手本としてこの所を学んでいきましょう。
 

1. 大きな信仰の第1歩は、突き放されても無視されても
この方にしか望みがないと知ったなら
叫び続け・求め続け・懇願する熱心な信仰です。
  異言はどのように聖書ではとらえられているのでしょうか。

a

この所に出てきた女はその地方のカナンの女だというのです。
カナンというのはイスラエル民族がエジプトからパレスチナにやって来る前に、
そこに住んでいた先住民ですがその一部は
北のツロやシドンの方まで 住んでいました。
そしてカナン人は旧約時代、
神様が皆殺しにせよと命じられながら殺されずに残った民でした。
 

b

またマルコ伝7:26にはこの女はギリシヤ人で
スロフアニキアの生まれであったと書かれていました。
ギリシヤ人とはギリシヤ語を語り、
ギリシヤ文化の基に生活をしているという意味があり、
一般的に異邦人を総称してギリシヤ人と呼ばれていました。
とにかくこのギリシヤ人でスロフェニキアの生まれであるカナン人の女は
神様の祝福を得れない神様とイスラエルに敵対する者で、
憎しみの対象のような存在でした。
過去にイエス様は異邦人の願いを聞かれた事がありました。
マタイ4:24、8:5、8:28異邦人に対する色々な御業をされていました、
色々な事情があったかもしれませんが、
しかし、のこの女に対しては実に冷たい目を持って
その願いを聞こうとはなれませんでした。

 

 
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