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● 2019年2月3日 「神の器」
 

シロでの食事が終わって、ハンナは立ち上がった。
そのとき、祭司エリは、主の宮の柱のそばの席にすわっていた。
ハンナの心は痛んでいた。彼女は主に祈って、激しく泣いた。
そして誓願を立てて言った。
「万軍の主よ。もし、あなたが、はしための悩みを顧みて、
私を心に留め、このはしためを忘れず、
このはしために男の子を授けてくださいますなら、
私はその子の一生を主におささげします。
そして、その子の頭に、かみそりを当てません。」

(Tサムエル1章 9〜11節)

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預言者サムエルという名前は神様の名、又は主にこの子を求めたという意味があります。
サムエルはモーセ以来の預言者であり先見者最後の士師でありました。
今日はサムエルが神様に用いられた少年時代の信仰と
神の子として成長した信仰を見てまいりましょう。
サムエルがイスラエルの預言者になれたのは偶然でなれたわけではありません。
サムエルはハンナの腹の中にいる時から大きく用いられるまで信仰の人でありました。
 

1. サムエルは母の祈りによって生まれました。
 
ハンナは子供がいないのでもう一人の妻のペニンナから
いつもいじめられていたのでした。
夫エルカナはハンナを愛するのですがいつも辛い思いをしていました。
そしてハンナは祈りました。「男の子をください、その子を一生捧げます」
このようにしてサムエルが生まれたのでした。
神様が喜ばれ持ちられる器というものは祈りなくして生まれないのです。
 
サムエルは幼い時より世の中に染まらず神様に捧げる生活の中で育ったのです。
私達は週一度礼拝、また祈祷会と軽くとらえるものであります。
しかし神様はこの礼拝と祈祷会に対して大きな意味を持っていらっしゃるのです。
集会を通して信仰が試されるのです。
神様が一週間の中心だろうか、何よりも神様を一番にしているだろうか、
祝福しても問題を起こさないだろうか集会を通して神様は私達を吟味されるのです。
偉大な器は礼拝を通して成長するのです、夢と幻は集会で育つのです。
 
サムエルは神様と人に愛される器でした。
祭司長エリの子らは神様を恐れず、よこしまな人でした。
神様は彼らを殺すことも考えられた。
しかしサムエルは神様から愛された器でした。
サムエルはすぐに祭司長に預けられたので
世の中の誘惑がなかったのではと考えるのですが
神様の家の中で悪が蔓延っていたのでした。
しかし悪を寄せ付けず、悪に染まらない意志のしっかりした人物でした。
悪から遠ざかった人でした。
このように祈りと礼拝に忠実で悪から遠ざかった生活する
サムエルに神様の言葉が与えられたのです。
 
2.  
  成長したサムエルは預言者エリの後をついでイスラエル公認の預言者になりました。
預言者となったサムエルの信仰はどんな信仰だったのでしょうか。
まずサムエルはイスラエルを正しく導く指導者でした。
当時はペリシテ人が度々イスラエルを脅かしていました、
イスラエルは神様の箱を奪われたこともありました。
神様の御言葉とみ心を正しく理解し指導する器だったのです。
神様の御心を正しく理解することは難しいことであります。
神様の御心は聖霊様によって解き明かしていただかなくてなりません。
祈りを積んで聖霊様とよく交わって神様の御心に触れることが必要です。
そのために御言葉に生き、御言葉で生きる人でなくてはなりません。    ・・・続く
 
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