シロでの食事が終わって、ハンナは立ち上がった。 そのとき、祭司エリは、主の宮の柱のそばの席にすわっていた。 ハンナの心は痛んでいた。彼女は主に祈って、激しく泣いた。 そして誓願を立てて言った。 「万軍の主よ。もし、あなたが、はしための悩みを顧みて、 私を心に留め、このはしためを忘れず、 このはしために男の子を授けてくださいますなら、 私はその子の一生を主におささげします。 そして、その子の頭に、かみそりを当てません。」
預言者サムエルという名前は神様の名、又は主にこの子を求めたという意味があります。 サムエルはモーセ以来の預言者であり先見者最後の士師でありました。 今日はサムエルが神様に用いられた少年時代の信仰と 神の子として成長した信仰を見てまいりましょう。 サムエルがイスラエルの預言者になれたのは偶然でなれたわけではありません。 サムエルはハンナの腹の中にいる時から大きく用いられるまで信仰の人でありました。