すると主は彼女に仰せられた。「二つの国があなたの胎内にあり、
二つの国民があなたから分かれ出る。一つの国民は他の国民より強く、兄が弟に仕える。」
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(創世記 25章23節)
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ヤコブという人物は、イサクが神様に願って与えられた双子の弟でした。
生まれたときに兄エサウの踵を掴んで出てきたので
ヤコブと(押しのける者)いう名がつけられたのでした。
その名のごとく兄エサウの長子の権限を1杯の熱物で得ましたし、
父イサクがエサウに与えようとした祝福を騙して奪い取ってしまいました。
それでエサウの恨みを受け、避けて故郷を飛び出し、
叔父さんのラバンの所に行くこととなったのです。
その途中で、神様から夢と約束の言葉をいただき祭壇を築いたのでした。
このヤコブと神様の出会い、
そして神様によって与えられた召しは私達が神様に出会うのと同じ体験であります。
① |
ここから神様との出会いはどのようなものか
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② |
神様の祝福とは |
B |
神様に従う姿勢を学んでいきましょう。
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1. |
神様との出会い |
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ヤコブは生まれ故郷をはなれ、ハランに向かって旅をしていました。
彼の祖父アブラハムはハランからカナンに向かっていきました。
この事からも辛い旅を予想できます。
アブラハムは祝福の旅でしたが、ヤコブの旅は恐罪悪感の中に旅したのです。
やがてヤコブは神様から夢を見て癒されていくのですが、
私達が神様に出会う時は悲しみと苦難の時に多く出会うものです。
危機の事こそ神様は私たちに近く語ってくださるのです。
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2. |
夢を通して |
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引き続いてヤコブに言葉がありました。
ヤコブが追われたこの地をヤコブとその子孫に与えるとの約束でした。
① |
ヤコブにとって逃亡しなければならない地が希望の地に変えられるのです。
私達も今現在どのような状況であっても、その地が祝福の地になるのです。
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② |
神様はヤコブは地のちりのようになると約束されました。
これはアブラハムに与えられた約束と同じでした。
これはヤコブに将来にわたって祝福すると約束されたことです。 |
③ |
ヤコブの種族が選民のとなることの約束でした。やがて後にキリストイエスが誕生し異邦人に及ぶのでした。
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④ |
永遠にヤコブとともに神様はいることを約束されたのです。
これは私たちに対する約束であります。
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3. |
ヤコブの態度 |
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次にヤコブの姿勢ですが、彼は神様を恐れる者となりました。
この時までヤコブは神様を信じていましたが、神様を恐れる生活をしていませんでした。
そのことは父イサクを騙し、兄エサウを騙し人を押しのける生活でした。
でも彼が神様によって死を体験した時から祝福の人となりました。
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