そして、もし、いたとなれば、まことに、あなたがたに告げます。
その人は迷わなかった九十九匹の羊以上にこの一匹を喜ぶのです。
このように、この小さい者たちのひとりが滅びることは、
天にいますあなたがたの父のみこころではありません。
また、もし、あなたの兄弟が罪を犯したなら、行って、ふたりだけのところで責めなさい。
もし聞き入れたら、あなたは兄弟を得たのです。
もし聞き入れないなら、ほかにひとりかふたりをいっしょに連れて行きなさい。
ふたりか三人の証人の口によって、すべての事実が確認されるためです。
それでもなお、言うことを聞き入れようとしないなら、教会に告げなさい。
教会の言うことさえも聞こうとしないなら、彼を異邦人か取税人のように扱いなさい。
まことに、あなたがたに告げます。何でもあなたがたが地上でつなぐなら、
それは天においてもつながれており、あなたがたが地上で解くなら、
それは天においても解かれているのです。
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(マタイ 18章13〜18節)
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弟子として告白したクリスチャンが集まる教会とはどのようなものか、
そしてどのような働きがあるのかを見ます。
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1. |
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イエス様はペテロの信仰告白に答えて18節
「では私もあなたに言います、あなたはペテロです・・・」
イエス様は教会を建てると言われた、
当時を意味する集まり・集会・会衆・会堂という言葉は昔からありましたが、
それに対して新しい教会を建てると言われたのでした。
当時の主の会衆と言われるイスラエルは
パリサイ人・サドカイ人の偽善者の会堂となっていたのでした。
パウロがキリスト教会を神のイスラエルと呼んだように
イエス様の教会こそ真のイスラエルの継承者なのです。
① |
クリスチャンは集団の中で成長する。
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② |
つなぐと解くことをする政治集団です。
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2. |
土台のしっかりとした堅固な建物であり |
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パウロの信仰告白の上に建てられるのではなく
イエス様の上に建てられる教会でなければならないのです。
そしてその堅牢さと強さを強調するために御言葉は続けられるのです。
ハデスの門も打ち勝つことが出来ない。
ハデス(黄泉)は死者の世界として砦の町として語られています。
人は必ず訪れるところで、
1度は閉じこめられると2度と脱出することが出来ない世界です。
人の知る限りこの死の力こそ程確かなものはありません。
しかし、その力でさえもキリスト教会は強いというのです。
では教会の堅固さと強さの源なる土台とはなんでしょうか。
カソリック教会はこのケパを天国の鍵を受けたと信じますが、これは誤った考えです。
① |
ペテロは弟子全体に語られた質問に対する返答でした。
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② |
ペテロの返答は個人からではなく神様の啓示であった。
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③ |
弟子達もこの返答でペテロを特別な存在としなかった。
この土台はイエスキリストでありました。
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キリスト教会は使徒たちが告白したようにキリストの上に建てているのです。
世の中がどんなに移り動いたとしても、時代の流れとともに教理が変わり、
教会組織や礼拝形式が変化しても、私たちの教会は変わらないのです。
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3. |
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鍵と言われているものは多くの場合貫の木のようなもので
扉の開け閉めに使われるもので、
旧約では主に戸を閉じるという意味で用いられています。
この鍵は門番の意味ではなくあらゆる部署に権限を持っている事の象徴でした。
① |
鍵は人びとを天国に導く教えの権能があります。
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② |
つなぐ・解くことが出来ます。
ユダヤでは繋ぐは神様によって禁止を宣言することでした。
解くは神様に許されたことを宣言することでした。
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③ |
教会規則に反する罪を罰する権能を持っているのです。
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教会は禁止と許可の規制を神様の律法によって創る権限を持っているのです。
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