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● 2018年3月18日 「賢い人生とは」
 

だから、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なう者はみな、
岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。
雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけたが、
それでも倒れませんでした。岩の上に建てられていたからです。
また、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なわない者はみな、
砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができます。
雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけると、
倒れてしまいました。しかもそれはひどい倒れ方でした。」

(マタイ 7章24〜27節)

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神様は今日の喩をとうして、私たちの人生には2つの人生があることを語っています。
人生を家の建築にたとえて、人生に起こる困難を、洪水や嵐にたとえ、困難や洪水が人生にやってきてもビクともしない家と、すぐにコナゴナに壊れる家・人生があるというのです。
どうしたら人生の嵐に負けない、豊かな祝福された人生を歩めるか学びましょう
 

1. この喩の共通点を見ますと
 
a. 2人が建てたものは家でした。
一方がバラックで一方が鉄筋コンクリートとは書いてありません。
両者とも同じ生活を営むことができる、立派な家でした。
7章の中に狭い門と広い門があるように、また狭い道と広い道があるように、2人は家を建てたのでした。
 
b. 次に家が建てられた環境ですが、同じ環境に建てられたようです。
今日のように手軽に水を確保できませんでしたので、水を容易に得れる湖や川のほとり、井戸の脇に建てられたようです。
ですから雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹きつけるという同じ災難にあっています。
マタイでは砂の上にと、岩に上にと書かれてありますが、ルカ6章には一方は地を深く掘り岩の上に土台を据えたとありますが、ともに砂の上に土台を据えたのでした。
 
c. 環境が同じであったので、襲ってきた災難も同じ災難でした。
このように2人の家には3つの共通点がありました。
2. では相違点はなんでしょうか。
 
a. 一方の家は雨が降って、洪水が押し寄せ風が吹き付けると倒れてしまい、他方はビクともしませんでした。
その家に倒れ方はひどいものでした。
その壊れ方は「引きちぎられた、バラバラに分解された」もののようでした。
岩の上に土台をすえない家・人生はなんと試練や困難に弱いものでしょう。
 
b. 第2の相違点はその土台にあります。
家の造りが立派であったとか、ブロックであったとか鉄筋造りであったとかではなく、岩の上に土台を据えたか否かでありました。
 
c. 第3の違いは建築者の賢さと愚かさであった点です。
愚かな人は知恵がなく、先見の明や教養のない人、賢い人は考え深い人で、理性的で将来を考え備えをする人です。
同じような喩が25章の花婿を待つ娘です。
賢い娘はランプと共に油の用意していたのでした。
 
3. この喩はただ実践する喩ではありません。
 

2人ともに家を建てています。
でも違いは賢さが人生には必要なのです。
この喩は24節から語られていてただ実践をしていれば良いと言うことではないのです。
知識によらない熱心・がむしゃらな実践は愚かな者のすることです。
私たちは天の御国に入るという将来を見据える賢さが必要なのです。
そして絶え間ない地味な努力によって完成されるのです。
 

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