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● 2018年1月14日 「終末の前兆」
 

イエスがオリーブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとに来て言った。
「お話しください。いつ、そのようなことが起こるのでしょう。
あなたの来られる時や世の終わりには、どんな前兆があるのでしょう。」
そこで、イエスは彼らに答えて言われた。「人に惑わされないように気をつけなさい。
わたしの名を名のる者が大ぜい現われ、
『私こそキリストだ。』と言って、多くの人を惑わすでしょう。
また、戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、
気をつけて、あわてないようにしなさい。これらは必ず起こることです。
しかし、終わりが来たのではありません。
民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。
しかし、そのようなことはみな、産みの苦しみの初めなのです。
そのとき、人々は、あなたがたを苦しいめに会わせ、殺します。
また、わたしの名のために、あなたがたはすべての国の人々に憎まれます。
また、そのときは、人々が大ぜいつまずき、互いに裏切り、憎み合います。
また、にせ預言者が多く起こって、多くの人々を惑わします。
不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。
しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます。
この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、
すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。

(マタイ24章3〜14節)

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イエス様はエルサレム神殿が「見捨てられてしまう」恐ろしい裁きを預言されました。
それを象徴するかのように、イエス様が宮から出て行こうとする時に弟子達は寄ってきて、
宮の建物にイエス様の注意を促したのでした。
彼らにとってこの立派な神殿があれ廃れることはどうしても信じることができなかったのでした。
その後いつものようにベタニヤに戻られる前にオリーブ山の西の麓からエルサレムを望んで座られました。
ケデロンの谷の向こうに広がったエルサレム市は特に美しい神殿の全体を見渡すことが出来ました。
「神殿の全部の外瘻には人の心や眼を驚かすようなものには何一つ不足していなかった。
それは全面大変な重さの金箔で覆われていたので日の出の時には実にまばゆい煌めきを反射させ太陽光線そのものを見る。
しかし金箔のない部分は非常に白かったので初めて見る人には、まるで雪山のように見えた」
ユダヤ戦役5・5・6そのような神殿が夕日に煌めくのを見下して密かな弟子たちの問にイエス様は答えられたのでした。
 

1. 24章前半預言
  この予言に対しては福音書の中でも難解な場所であります。
このところの質問は2つのありました。
 
いつそんなことが起こるのですか
 
あなたが再び来られる時にはどんな前兆があるのですかでした。
 
マルコ・ルカではそんなことが起こる時に限定されて、
いつ前兆はという問いを含めて答えたように書かれています。
このことで多くの人は神殿崩壊の預言と解釈し、終末の預言とは理解しませんでした。
ですから弟子達にも神殿崩壊とよ終末の前兆を意識した返答をされています。
 
2. 前兆とは
  偽預言者が現れる。戦争と戦争の噂を聞く。
飢饉。地震。教会迫害。背教。全世界への宣教。
・・・生みの苦しみが起こるのです。ユダヤでは今の時代が終わり、
新しい時代に移ることを女性の産児にとらえて生みの苦しみと表現しました。
当時、多くの戦争が起こり、飢饉も多く起こりました。
ルカによるとそれらの外的な前兆が起こる前に教会が迫害されるのです。
確かに当時も迫害はありましたが、この前兆の迫害はユダヤ。
キリスト当局者からだけでなく国家単位での迫害です。
又教会内の愛が冷え、憎しみ合うようになるというのです。・・・・・続く
 
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