イエスが、ヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、
見よ、東方の博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。
「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。
私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。」
それを聞いて、ヘロデ王は恐れ惑った。エルサレム中の人も王と同様であった。
そこで、王は、民の祭司長たち、学者たちをみな集めて、
キリストはどこで生まれるのかと問いただした。
彼らは王に言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこう書かれているからです。『ユダの地、ベツレヘム。あなたはユダを治める者たちの中で、決して一番小さくはない。
わたしの民イスラエルを治める支配者が、あなたから出るのだから。』」
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(マタイ2章1〜6節)
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天気の良いクリスマスイブを迎えました。
皆様にはどのようにこの日を迎えられたでしょうか。
困難や悩みの中であっても私たちには希望があります、
イエス様はどんな困難があっても私のもとに来なさいとまねいてくださっています。
この世が与える平安に優る平安を下さるのです。
なんと力強いお言葉ではありませんか。
この恵みの中で多くの人々が生きて今日この日を迎えているのです。
その中に加えられていることに喜びを感じなくてはなりません。
さてキリストの誕生において、
イエス様はユダヤのベツレヘムで生まれたと説明しています。
イエス様の誕生を紀元とする西洋歴のカレンダーによれば
今年は2017年ですので2017年前にイエス様は生まれたことになります。
でもこのカレンダーは6世紀のディオニウシス・エクシウスが計算して定められたもので、
その後の研究の結果イエス様の誕生にはずれがあるとされています。 |
1. |
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ヘロデ王の死は紀元前4年の春ごろで、
このヘロデが2歳以下の子供たちを殺したとすれば
当時のイエス様は2歳に達していたでしょう。
ですからヘロデ王の死の前に誕生があったでしょう。
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2. |
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東方の博士達が旅をしてきたことも誕生の相当後で、
飼い葉おけのイエス様を礼拝したことは事実と違っていたようです。
この博士たちはアッシリア・バビロン地方の天文学者達であったようです。
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3. |
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誕生には不思議な星は欠かせないもので、
この星は超自然的な星とも彗星であるとも考えられます。
中国の古い天文学表に紀元前4年に彗星が現れたとあります。
その星はエルサレムから見てベツレヘムに流れたようです。 |
4. |
虐げられた人を解放するため |
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バビロンの天文学ではイスレエルを土星に見立てて、
ケプレルは紀元前7年、5・10・12月にうお座で木星と結合して輝き、
紀元前6年には火星も加わったと言われています。
このような光の中で生まれたイエス様とはどんな方なのでしょう。
博士たちはユダヤの王と呼んでいます。
ヘロデはその言葉で驚き、反感を持ったのでした。
なぜならヘロデはエドム人でユダヤ人から反感を持たれていたのです。
ローマはあえて彼を総督としてユダヤを支配させていました。
イエス様はこの世の王ではなく全世界の王として誕生された方です。
更にエルサレムの人々・祭司・律法学者たちは
怪しみイエス様の誕生を拒絶したのです。
自分たちのためにお生まれになった方を否定したのです。
ただ東方の博士達だけが世界の王として誕生をお祝いしたのでした。
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