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● 2017年3月26日 「イエス様がエルサレム入城」 
 

それから、彼らはエルサレムに近づき、オリーブ山のふもとのベテパゲまで来た。
そのとき、イエスは、弟子をふたり使いに出して、言われた。
「向こうの村へ行きなさい。そうするとすぐに、ろばがつながれていて、
いっしょにろばの子がいるのに気がつくでしょう。
それをほどいて、わたしのところに連れて来なさい。
もしだれかが何か言ったら、『主がお入用なのです。』と言いなさい。
そうすれば、すぐに渡してくれます。」
これは、預言者を通して言われた事が成就するために起こったのである。
「シオンの娘に伝えなさい。
『見よ。あなたの王が、あなたのところにお見えになる。
柔和で、ろばの背に乗って、それも、荷物を運ぶろばの子に乗って。』」
そこで、弟子たちは行って、イエスが命じられたとおりにした。
そして、ろばと、ろばの子とを連れて来て、自分たちの上着をその上に掛けた。
イエスはそれに乗られた。
すると、群衆のうち大ぜいの者が、自分たちの上着を道に敷き、
また、ほかの人々は、木の枝を切って来て、道に敷いた。
そして、群衆は、イエスの前を行く者も、あとに従う者も、こう言って叫んでいた。
「ダビデの子にホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。
ホサナ。いと高き所に。」
こうして、イエスがエルサレムにはいられると、
都中がこぞって騒ぎ立ち、「この方は、どういう方なのか。」と言った。
群衆は、「この方は、ガリラヤのナザレの、預言者イエスだ。」と言った。

(マタイ 21章1〜11節)

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彼らがエルサレムに就きオリーブ山のベデハゲに着いたとありますが、
このベデハゲと言われる所今でも何処かがわかってはいません。
古いユダヤの伝承ではエルサレムの郊外、
あるいは祭りの巡礼のために設けられた天幕を張って、
都の一部のように考えられた所のようでありました。
イエス様はオリーブ山からエルサレムを前に見てエルサレムに入城されたのでした。
このエルサレム入城はヨハネによると、その年は金曜日から始まることになっている
過ぎ越しの祭りの5日前で日曜で、前日は主日だったので都に入る人々は
おびただしい群衆になっていました。
この日曜日を「シュロの日曜日(パームサンデ)」と呼んでいました。
イエス様は今まではご自分が救い主であることを話さないように言われていましたが
この日には救い主、王として熱狂的な群衆に迎えられて入城されました。
1. イエス様はどのような救い主だったのか
  万物の絶対的な主権者でした。
入城の時に向こうの村にいる子ロバを引いてくるように弟子に命じました。
誰かが尋ねたら「主がお入り用だ」と言えば許されると言われたのでした。
誰かがということはあらかじめ打ち合わせたものでなく、
絶対的な主権者であることを意味しています。
子ロバの主権はイエス様にあったのです。
また誰も乗ったことのない子ロバは神様に聖別されたものでもありました。
2. イエス様の3つの特徴
  義なる方、勝利を得る者、柔和な者の3つの要素を持っておられました。
古くユダヤには馬は存在しませんでした。
ソロモン王はエジプトから馬を輸入してからは誰もロバに乗ることはありませんでした。
エレミヤが言うように馬に乗って神殿の門をくぐることは
神様に義を証明することでした。
またロバに乗ることはその柔和さ、いやしさ、辱めを現わしていました。
これから受ける十字架を現していたのでした。
3. 群衆はどのように反応したのでしょうか
 
弟子達はロバに乗って入城された受難のイエス様を理解していませんでした。
 

群衆は枝を引いてイエス様を迎えたのです。
この枝はシュロの枝で、預言者や王を迎える時に用いられました。
ホサナと救い主として歓迎したのでした。
 

エルサレムはゼカリヤの預言のようにイエス様を歓迎しませんでした。
人々はこの騒ぎに動揺しただけでした。
私たちはこの群衆のように救い主として歓迎する者でなくてはなりません。
 

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