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● 2016年11月6日 「キリスト教的愛」
 

『自分の隣人を愛し、自分の敵を憎め。』と言われたのを、あなたがたは聞いています。
しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。
それでこそ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです。
天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、
正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからです。
自分を愛してくれる者を愛したからといって、何の報いが受けられるでしょう。
取税人でも、同じことをしているではありませんか。
また、自分の兄弟にだけあいさつしたからといって、どれだけまさったことをしたのでしょう。
異邦人でも同じことをするではありませんか。
だから、あなたがたは、天の父が完全なように、完全でありなさい。

(マタイ 5章43〜48節)

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今日のみ言葉はキリスト教の言わんとする愛についての言葉です。
「あなた方の義が律法学者やパリサイ人の義に優らなくては
天の御国に入ることはできない」にあてた愛の御言葉でこれを実践できるなら、
父なる神様が完全なようにあなた方も完全になれるのです。
 

1. 愛する者の対象は誰でしょうか
 

ユダヤ人が昔から言われてきたことは「隣人は愛し、敵は憎め」でした。
この教えは旧約時代から推測した教えでした。
神様はイスラエルをカナンの導き、そこの先住民を滅ぼすように命じました。
その時に先住民は滅ぼし、同胞は愛さなくてはならないと教えられたのです。
しかしイエス様が言われた教えは
敵をも愛し迫害する者のために祈れということでした。
そしてこれは旧約の教え、
偶像に支配された民に対する厳しさとも一致した教えでした。
 

2. 敵、迫害する者とは
  敵とは呪う者、憎む者、軽んじる者、迫害するものです。
当時のユダヤはローマの属国でした。
偶像崇拝者のローマやエドム人のヘロデ王に税金を支払わなくてはなりませんでした。
取税人は嫌われ憎まれていたのです。
これらの敵に対して愛する、祈ることを言われたのです。
また異邦人とは文字通りの外国人のことで、
神様の嫌われる偶像に捉えられた人のことでした。
でも彼らも愛する対象者なのです。
3. 秩序ある愛
  愛は国家や社会の法や秩序に反するものであってはなりません。
悪を野放しにするものでもないのです。
真実の愛はただ優しく人々の悪を矯正しないのであってはならないのです。
悪に対して厳しさを忘れてはなりません。
 
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