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● 2016年7月10日 「忠実な僕とは」 
 

天の御国は、しもべたちを呼んで、自分の財産を預け、旅に出て行く人のようです。
彼は、おのおのその能力に応じて、
ひとりには五タラント、ひとりには二タラント、もうひとりには一タラントを渡し、
それから旅に出かけた。
五タラント預かった者は、すぐに行って、それで商売をして、さらに五タラントもうけた。
同様に、二タラント預かった者も、さらに二タラントもうけた。
ところが、一タラント預かった者は、出て行くと、地を掘って、その主人の金を隠した。

(マタイ 25章14〜18節)

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イエス様は終末に備えるクリスチャンの態度について、
主人がその家の僕たちに、
時応じて食物を備える忠実な思慮深い僕は誰だろう言われました。
その思慮深さは10人の乙女の喩で語られました。
もう一つの忠実さはタラントの喩で語られています。
 

1. タラントの意味
 

旅立つ主人が僕(しもべ)にタラントを預けたとありますが、
このタラントとは生まれついて持っている才能のことです。
聖書では僕(しもべ)の能力に従ってタラントを預けたとありますが、
努力して才能が与えられるものではないので
この能力に関しても預けられたものと考えます。
このタラントは生まれつき与えられた才能であり能力と考えます。
そしてタラントは主人から預けられるもの、神様が人に預けられるものなのです。
またタラントは量ではなく、その性質を現して1、2、5タラントと表現されています。
ですから人と見比べ評価するものでもないのです。
 

2. 良い僕(しもべ)とは
  忠実と訳された言葉は’信用できる、信頼できる’という意味を持ち、
忠実な僕とは預けられたものをどのように運用したかによるのです。
ですから5タラントもうけた僕にも2タラントもうけた僕にも、
額にかかわりなく同じ賞賛と褒美を与えています。
神様の国では働きの成果に関係なく才能をもちいた忠実さによって評価されるのです。
忠実な僕に与えられる報酬はなんでしょうか
それはすべてのものを任せる、神様の国を神様と共に支配する特権を下さるのです。
 
3. 悪い怠惰な僕とは
  怠惰とは’しり込み、臆病、ためらう’という意味が悪いという言葉にあります。
悪い怠惰な僕は預かりものを用いて
減らしてはならない思い臆病にも用いなかったのでした。
主人の期待を理解しないで減らさなかった1タラントを満足げに持ち続けたのでした。
この主人の期待に答えないことが悪いことなのです。
10人の乙女の花婿が遅くなることと、
主人の帰りが遅いこととは全く性格が違うのです。
乙女の場合は賢い乙女をふるいわける試みの時間であり、
タラントの場合は怠惰な僕を悔い改めさせる恵みの時間なのです。
悪い僕は恵みの時間、与えられたタラントの意味にきずかなかった。
主人の期待を理解しようとしなかったのです。
もし私たちクリスチャンが救われた意味を理解できず、
神様の期待に応えることができないなら、
悪い怠惰な僕として暗闇に追い出されることでしょう。
 
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