それから三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があって、そこにイエスの母がいた。
イエスも、また弟子たちも、その婚礼に招かれた。
ぶどう酒がなくなったとき、母がイエスに向かって「ぶどう酒がありません。」と言った。
すると、イエスは母に言われた。
「あなたはわたしと何の関係があるのでしょう。
女の方。わたしの時はまだ来ていません。」
母は手伝いの人たちに言った。
「あの方が言われることを、何でもしてあげてください。」
さて、そこには、ユダヤ人のきよめのしきたりによって、
それぞれ八十リットルから百二十リットル入りの石の水がめが六つ置いてあった。
イエスは彼らに言われた。
「水がめに水を満たしなさい。」
彼らは水がめを縁までいっぱいにした。
イエスは彼らに言われた。
「さあ、今くみなさい。そして宴会の世話役のところに持って行きなさい。」
彼らは持って行った。
宴会の世話役はぶどう酒になったその水を味わってみた。
それがどこから来たのか、知らなかったので、
――しかし、水をくんだ手伝いの者たちは知っていた。――
彼は、花婿を呼んで、
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(ヨハネ 2章1〜9節)
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イエスキリストは公生涯における最初の奇跡をガリラヤで行われました。
この最初の奇跡は結婚式の宴会で水をぶどう酒に変えるという奇跡でした。
この最初の奇跡によって
イエス様はその生涯で私たちになされる業を教えてくださいました。
水がぶどう酒に変わったように私たちの人生が変化するのです。
運命と宿命に縛られた人生が信仰と希望と愛に満ちた人生に変わるのです。
この結婚式で起こった出来事は、
結婚式の宴会でぶどう酒が切れてしまうということでした。
マリヤはこのことを知りイエス様に告げたのですが
イエス様はしばらくの後に水をぶどう酒に変えるという奇跡をされたのです。
奇跡を体験するためには。
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1. |
イエス様が招かれていた |
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結婚式にイエス様が招かれていたのです。
イエス様が招かれたということは、神様の国の栄光と祝福を招いたということです。
この結婚式は神様の国とその義を一番としたものだったのです。
神様の国なるイエス様がおられるのに問題が解決されないことはないのです。
私たちの人生にイエス様をいつも招いていなければなりません。
その奇跡が行われるためにマリヤは問題をイエス様に告げることと待ち望むということをしなくてはなりませんでした。
私たちは神様の祝福が起こるまで信仰によって待つものでなくてはなりません。
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2. |
奇跡の秘訣は6つの水がめにある |
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この水瓶は神様の前に出るときに用いられたものでした。
体を清めるためにあった水がめに水を満たすように命じられました。
私たちの水がめが祝福される私たちの人生、
事業や家庭である水がめに神様の水を満たすように命じるのです。
その水瓶が信仰で溢れるときに神様の奇跡が起こるのです。
まず水がめの中のこの世の水を捨てなくてはなりません。
① |
背きの水を捨てるのです。
神様に背き続けた事を悔い改めるのです。
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② |
自分中心の生活から神様中心の生活にシフトするのです。
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③ |
憎しみや怒りの気持ちを捨てるのです。
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④ |
恐れの心を捨てるのです。
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⑤ |
挫折感、憐憫の心を捨てるのです。
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⑥ |
罪の意識を悔い改めるのです。
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3. |
祈り求める |
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空になった水がめをもって神様に求めるのです。
信仰によって御言葉に従った生活をもって水を満たし続けるのです。
水がめが満ちた時奇跡はやってきます。
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