そして、彼らが十分食べたとき、弟子たちに言われた。
「余ったパン切れを、一つもむだに捨てないように集めなさい。」
彼らは集めてみた。
すると、大麦のパン五つから出て来たパン切れを、人々が食べたうえ、
なお余ったもので十二のかごがいっぱいになった。
人々は、イエスのなさったしるしを見て、
「まことに、この方こそ、世に来られるはずの預言者だ。」と言った。
そこで、イエスは、人々が自分を王とするために、むりやりに連れて行こうと
しているのを知って、ただひとり、また山に退かれた。
夕方になって、弟子たちは湖畔に降りて行った。
そして、舟に乗り込み、カペナウムのほうへ湖を渡っていた。
すでに暗くなっていたが、イエスはまだ彼らのところに来ておられなかった。
|
(ヨハネ 6章12〜17節)
|
|
|
イエス様は5000人の人々を5つのパンと2匹の魚で満腹させた後、一人で山に祈りに行かれました。
弟子達にはガリラヤ湖のカペナウムに行くように命じられたのです。
しかし弟子たちの船は嵐のためにガリラヤ湖で立ち往生して夜中になっても向こう岸に着きませんでした。
夜中にイエス様が湖の上を歩いて近づいたとき弟子たちは恐怖のあまり叫んだのでした。
イエス様は船に乗り込み弟子たちの信仰のなさを叱って、嵐を沈めて向こう岸にたどり着いたのでした。
私たちが信仰生活の中でも恐怖を体験するでしょう。
その時その恐れを克服して歩むために知れなくてはならないことがあるのです。
|
1. |
神様は創造者 |
|
神様はこの天と地を創造された主権者です。
私たちが体験する恐れることは神様の支配の中にあることなのです。
ですからどんなことの中にあっても解決を得ることができるのです。
|
2. |
時の創造者 |
|
初めであり終わりある神様は、過去・現在・未来の支配者であります。
人は過去に影響されて生きているものです。
過ぎた過去は変えることができません。生涯にわたって過去の重荷を負わなくてはならないのですが、神様は過去を祝福に変えることができるのです。
またまだ起こらない未来を祝福に想像することができるのです。
|
3. |
死とハデスを打ち破った |
|
この世には悪魔の座があり、罪を背負った人はこの支配から逃れることはできません。
しかしイエス様は十字架のみ業によって悪魔の支配を打ち破ってくださいました。
イエス様を信じる者はこの呪いに生きないのです。
悪魔に対抗するとき人生の困難は私たちから去っていくのです。
|
4. |
生と死を創造する |
|
生きることの喜びや死の苦しみは神様のみ手の中にあるのです。
どんな困難の中にあっても生きていく力をイエス様はくださいます。
|